8.始まりはここから

馴れ初め

びっくし2(チサキ)

とある夜の事
月に数回の彼とのLINEの中で彼が急に、時間がある時に聞いて欲しい話があると言ってきた

でもあたしが聞きたくない事だとも言ってきた
10分程度でいいから時間が欲しいと、、

そんな事を言われたら気になる!

でもあたしが聞きたくない話って事は、職場であたしの悪い話でも出たのかと、不安になる

人間関係で頭を悩ませるのはもうコリゴリだったから

気になりすぎて、いつでもいいと言われたがその翌日に時間を合わせて話をしてもらう事になった

翌日の約束の時間、、
どんな嫌な話をされるのかと、
聞きたいような、聞きたくないような、、、

ドキドキしながらLINEを開き、彼とのトーク画面を急いで開く

そんなつもりはなかったけど、ごめんなさいと、
謝罪とともにあたしの目に飛び込んできた話は

好きになっちゃいました、、という彼からの告白だった!!!

えーーーーーーーー!!!
と声を出して驚いた。

と、同時に、もしかしてからかわれてるか?と一瞬冷静になる。
罰ゲームか何か?と思いながらとりあえず返信しなきゃとそのまま、

からかってます?と聞く

冗談でこんな事言えません笑
と返ってくる

え!え!え!
えーーーーー!と2度目の叫び。

ほんとに鈍感なあたしは、
今までも告白を受けた時、驚いてはきたけれど、過去一ビックリで信じられない告白だった

それぐらい彼の態度はずっと普通だった、はず

ちょうどいい距離感の中で過ごしていけたらって思ってるものだと思っていたから

驚きすぎて手が震えたのも
生まれて初めてだった

驚きまくりの動揺しまくりのあたしに
彼は告白してスッキリしたと言っていた

どうやら、長い間好きでいてくれていたようだった

気持ちが抑えきれずに告白する側は伝えてスッキリするのもわかる

でも!でも!あたしに与えた衝撃はハンパなかった

けど彼はつき合いたいと言ってきたわけでもなければ、あたしの気持ちを知りたいわけでもなさそうだったので、そういう事をはっきりさせる発言は控える事にした

今後もご飯ぐらいは付き合って欲しいと言われたのでそれには快諾した

そう、彼は伝えたかっただけなのだ

ラリーは10分の予定が1時間近くになったが、
驚きながらも相変わらず楽しいLINE時間ではあった

この日から、、、今にいたるまで、あたしは1日たりとも彼の事を考えない日はなくなってしまった

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人生で初めての告白(タカシ)

誕生日デートから、数週間

彼女のことが好きすぎて、仕事もままならない日が続いた

ここまで大好きになったのは過去1番だと思う

それくらい彼女のことが大好きだった

どうしても我慢出来なくなった俺は彼女に告白することを決心した

どうにでもなれ!そんな投げやりな気持ちだったかもしれない

照れ屋で臆病な俺は、LINEで告白することにした

本当は面と向かって伝えたかったけど、次のデートまで待ちきれなかったのもある

お互い既婚者で家庭もあるので、予め彼女と時間を合わせて告白をすることにした

今まで女性に告白をしたことがなく、初めての告白

そしてとうとう約束の時間

震える手を抑えながら、LINEをする

・・・彼女から返ってきた言葉が『からかってます?』だった

その時感じたのはすごく冷たく、期待は全くもてなかった

もともと同じ会社の男性からストーカーに近い粘着だったり、同性からのイジメから助けたくてきっかけを作った手前、告白するのには勇気がいった

嫌な思いをさせないか、今までの関係が崩れないか、色々な不安が相まって『聞きたくない話』と保険をかけた上で伝えた

そしてフラれるのも嫌だったので、彼女からの答えは聞かないように仕向けた

これからも、数ヶ月に1回のデートやランチに行きたかったから、、、

性的な部分を見せなかったり、人としても信用してくれてたから、彼女も察してくれて今の関係を快諾してくれたのだと思う

それにしても彼女は鈍感である

鍾乳洞の時に髪に触れたり、女として見てしまった!と言ってみたり、ちょこちょこ彼女にはアピールしてたつもりだったのに、、、

返事を聞かなかったこともあり、この日から数週間、毎日スッキリしたのか不安なのか複雑な心境で念願の日を迎えるのである

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