7.二度目の誕生日のお祝い

馴れ初め

誕生日(チサキ)

1年前に誕生日のお祝いをしてくれて、また翌年もお祝いをしてくれた彼

県外まで車であたしが行きたいと言った鍾乳洞へ連れて行ってくれた

初めての鍾乳洞にワクワクしながら、相変わらず2人でいても特に何もない笑

でも行きの車の中でも楽しいお喋り時間

鍾乳洞へ行って、お昼ご飯を食べて、神社へ行って、と

色々計画立ててくれて
ほんとに楽しかった。

そしてその年もプレゼントを用意してくれていた。

車の中でぶっきらぼうに渡されて
照れ屋な彼なのでそういうのはもう慣れっこだった

あたしが包みを開けていると、

すごく前から準備していたと言われてなんだかそれだけでめちゃくちゃ嬉しかった

包みの中身は洋服だった
可愛いデザインで好きな色

ちょっと仲良しな人にまでここまでしてくれてほんとに彼は優しい人だと思った

神社行った時にお守りを彼に買ってあげる事にした

家庭内でいつも落ち込んでいた彼にどうにか元気になって欲しくて

ため息ばかりつく彼にどうか笑顔で毎日過ごして欲しくて

いつも誘ってくれてたくさん話を聞いてくれる彼に何かお礼をしたくて

たくさんの感謝と願いを込めていた。

お願いごとも、どうか彼が奥さんとうまくいきますようにとそう本気で願っていた

彼が、心に秘めた気持ちには全く気づかずに

そして帰りの車でもたくさんお喋りして、家の近くまで送ってもらった

夜にはお礼のLINEを送る。

いつものルーティン

そしてまた次は2ヶ月後ぐらいにいつものようにご飯いけたらいいなってそう単純に思っていた

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決心→失敗(タカシ)

この日は一大決心をする予定で鍾乳洞へのお誘いをした

そう!『告白』である

既婚者が何を言っている!と、突っ込まれそうな事だが、いつもニコニコ笑顔で、綺麗な彼女に完全に惚れてしまった

プレゼントを渡して帰りの車で告白をする予定

鍾乳洞の入口で休憩中、彼女のハイライトが入った髪の毛を手に取って眺めた

もしフラれても最後に彼女に触れておこうと

鍾乳洞の中では、虫様のおかげで彼女から沢山触れてもらった

デート中はずっとドキドキしてて、彼女に触れたくて気持ちが抑えきれなくなっていた

彼女の想いから伺えるように 、この時は既婚者同士ということもあり、現状維持を願ってるように思える

パワースポットで有名な神社では、なんと彼女からお守りを頂いた

初めての彼女からのいただき物で、それはもうめちゃくちゃ嬉しかった

今でも大事に財布の中にひそませてある

そしてだんだん告白の時間が迫る中、神社でおみくじを引いた

結果はお互い凶、、、

そして、恋愛運は最悪だった

なにか不吉な予感がしたので、この時『告白』するのを辞めてしまった

その後プレゼントを渡しただけで、結局『告白』できずじまい

バイバイしたあとは後悔しか残らなかった

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