5.近づいたり遠ざかったり

馴れ初め

それぞれの想い(チサキ)

誕生日をお祝いしてもらった次はアスレチックへ


友達でもない、恋人でもない


特別に仲良しかと言われるとそういうわけでもない

そんな彼とアスレチック。。。


それでもあたしは、家族の事で色々大変で、
彼がいろんな所へ連れ出してくれたり、いろんな話を聞いてくれた事はすごく救いになっていた

アスレチックでは思いのほかハードな事もあったけど、めちゃくちゃ楽しくて

なぜか彼はあたしの写真や動画を撮りまくる

それが不思議で面白くて笑

奥さんへの誕生日プレゼントを買いたいと日中に出掛けた時も、プレゼントを買った後に
あたしに似合う服がないかと色々見て回った

ほんと変わった人だなと思っていた

話を親身に聞いてくれたかと思えば、あっさりしているところもあって、距離が近づくようで遠いようで、、、

あたしの中で彼は、2,3ヶ月に1度会うようになってたくさんの話をして、少しずつ本音を言い合えるちょっと仲良しの人に変わっていった

でも本音を言えても全てをさらけ出すほど心を開くでもない

異性だけど、恋愛にはなり得ない
けど、居心地のいい関係

何よりも、彼は奥さんとの関係を良好にしようと努力していたし、あたしも旦那の話をたくさん聞いてもらっていた

たまにのLINEと、たまにの2人の時間を持つことで家庭内や、職場でのストレスを発散して
前向きに思えていたのだと思う。

そんな関係はある意味、特殊で特別だったから、この先もずっとこのままの関係を続けていけたらいいなと思っていた。

恋愛感情を持ってしまうとこの関係は終わるかもしれなくて、そうなるのが1番いやだったから

でももうこの頃ぐらいからあたしの中で、彼は特別な存在だったのはきっと間違いない。

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それぞれの想い(タカシ)

前回の誕生日から約3ヶ月

食事だけではもの足らず、アスレチックのお誘いをしてみた

大人でも十分楽しめる山の中の木をそのまま活かした、アスレチック

大きな池の上をターザンのように紐でぶら下がって進んでいくジップラインは感動した

彼女も楽しんでくれてて、意外な一面を見た気がする

そんな可愛らしい彼女を写真に残してあげようと、写真をたくさん撮った

この時は特に変な感情もなく、ただただ日々のストレスから解放され満喫してた気がする

天真爛漫な彼女を見てると、ホントに楽しかった

彼女も言っている通り、ずっとこのままの関係を続けて行ければと思ってた

お互いほぼ触れ合うことも無く今まできたが、実はアスレチック中、手をさし伸べた時があった

変な意味はなく、無意識だったがその手を掴んでくれなかった事を残念に感じてしまった

そう!残念に思ったということは、表面上に出てきていない心の奥底で彼女のことが気になり始めていたのかもしれない

一瞬のモヤッとした感情がありつつ、その日は楽しくて、いつの間にか忘れてたいた

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